山の歩き方講習会 北高尾城山 2020年10月19日 にご参加
<N・Fさん(女性)>
野中先生の歩き方講習を知ってから1年ほど経過し、やっとのことで受講がかないました。
その間、先生が執筆された著書やWEBを拝見しましたが、頭で理解できることが、実地では実行しにくく、得た知識と現実にギャップを感じていました。
この度受講できたことで、みごとにその溝を埋めることができました。
先生のご説明は、非常に論理的で、ひとつひとつの根拠が明確なため、納得がいきます。
今まで言われるがままに動きがちで、何となくそれらしくやっているつもりになっていたところは、どこがどうダメだったかということがよくわかりました。
たとえば、フラット歩行。
蹴って歩かないで、足裏全体を地面に着いて歩くようにということは、大勢のガイドさんから教わってきました。
足を前に着く際は、ベタ足を心掛けてきたつもりです。
それでも、今までできている実感はありませんでした。
先生から、後ろ足を蹴らないように、できるだけ地面に着けておくには後ろ足がどういう形になっていなければならないかとご説明頂いた時に、これだ!と。目から鱗が落ちるという言葉を体感した瞬間でした。
後ろを歩く人に、後ろ足の裏側を見せないようにと言われても、どうやったらできるのかがわからなかったので、これまでは、ひたすら前に出す足を地面に全面着くように歩いていました。
後ろ足を意識したことはなかったです。
重心の移動、ポールの使い方、2軸歩行、等々、どれをとっても、なるほどと納得できることばかりでした。
受講前の歩行を動画を撮って、チェックしていただいたのですが、受講後の動画も見られたらよかったのにと思いました。
教えていただいたことができているかどうかをその場で確認したかったです。
教えていただいたことは、覚えきれず、すべてを練習できそうもありません。
足首や股関節の柔軟性、前脛骨筋の筋力が要求される動きなどは、一朝一夕にできるものではありませんが、日々努力して、次回参加までにひとつでも身に着くようにしたいと思います。
講習の一日は、私にとって大変貴重な、有意義な日になりました。