沢歩き・源流体験ツアー 2019年9月14-15日(土-日) にご参加

<K・Dさん(女性)>

風は涼しくなって秋、でも、水温はさほど冷たくはありません。
去年に続いて2回目の12日の沢歩き、西丹沢の森の景色が心に馴染みます。
去年の沢もよかったけれど今年のほうがほんの少し人気がない感じで、山奥に来たなあと思います。

今年は就寝時間と起床時間は決めないで自由に寝て自由に起きるということになったので、ご飯を食べると眠くなってしまう私はそそくさと寝袋にはいって就寝です。
一旦目が覚めたけれどまだ暗いからもう一度寝て次に起きるとうっすら明るくなっている。
5時くらいかなあと思って時計を見ると、やっぱりそう。
目の前の木々の様子を眺めます。

目が覚めるとガラス窓もなく直接森が見えるのは素敵です。
今回キャンプした場所は、特に目の前に大きな岩があったので、余計に山の中という感じがします。

まだ寝ている人もいるので、沢の音を聞きながら木を眺めて考え事をします。
今日はもちろん天気はそんなに悪くありませんが、一週間前に台風15号が関東に上陸したので、昔の人―石器時代くらいの人―は、あんな台風のときはどうしていたんだろうかとぼんやりと考えます。
雨を遮る化学繊維もなく軽くて暖かい寝袋もなく生きていた人々を想像すると大事なことってそんなには無いような気がしてきます。

日常を離れて自分を客観的に見るという点で、沢歩きタープ泊は結構良いです。
海外旅行よりも日常を離れられると思います。
世界が画一的になっている今、海外旅行も慣れてしまえばどこにいっても海外旅行という枠組みの中なのでそんなには日常を離れられない。
泊まりの丹沢沢歩きは都内からは交通費も安くコストパフォーマンスも良い。
来年もまた参加しようと思います。