雪上技術訓練in富士山 2020年2月1-2日(土-日) にご参加
<M・Mさん(女性)>
2月1日、2日の雪上訓練、大変お世話になりました。
最後はバスの時間でご配慮頂いて、どうもすいませんでした。
おかげでゆっくり着替えと荷造りもできて、のんびり帰る事ができました。
本当中身の濃い2日間だったので、いまだに興奮醒め止まず、な感じです。
ピッケルの使い方と、雪山での歩き方、こんなにしっかり教わったのは初めてでしたし、前屈姿勢で歩いていたら、そりゃ今まで雪山なんて更に怖かったはずだわと妙に納得がいった感じでした。
滑落はしないに越した事はないですけど、でも何をきっかけに起こるのかが分からないのが事故であるので、とっさに自分の身体が反応できる位に、あの滑落停止の動きは身体に叩きつけておきたいな、と思いました。
そして何事も反復練習してないと忘れてしまうのが人間なので、教訓の為にも講習会は毎年受けておきたいな、とも思いました。
動画では私の右足の癖、ビックリしてしまいましたけど、思い当たる事ありました。
自分は3歳の時から剣道を20年近く習っていたのですが(前に話していましたらすいません)、打ち込む時に一番踏み込む場所が右足の母指球だったのですよね。
久しぶりに剣道の構えをしてみて思い出しました。だから意識しないでいると、自然に右足は内側のみ力が入って事になってしまうのですよね。
今度は右足は外側に力を入れて歩く事を意識するようにしたいと思いました。
それにしても参加されていた皆さん、本当に熱心でしたよね。
何度も何度も、それこそ松尾ガイドさんがつぶやいていた通り、「熱心に滑落」。
本来こんな訓練も必要なのが雪山なのに、なぜ安易に不十分な装備と技術で雪山に入ろうとしてしまう人がいるのか、不思議でたまりません。
「そんなに大変な事とは思わなかったから」だけで、命と引き換えとなってしまう事となったら、もう教訓にする事すらできませんよね。
今回の講習会は「楽しかった!ためになった‼」で帰ってきましたけど、そう思えるのは、無事にケガも何事もなく帰る事ができたからからなんだな、と改めて思いました。
山は楽しさも怖さも表裏一体である事を忘れずにいたいと思います。
貴重な講習会をどうもありがとうございました。野中さん、松尾さんに大変感謝です。