富士山 紅葉のお中道巡り2days 2023年10月23-24日(月-火)にご参加

< J・Sさん(男性)>

1日目

富士山登山をしたのは今から30年以上前なのでほとんど記憶が無い状態、よって今回は初めての富士登山と言っても過言ではありませんでした。

富士山6合目付近を東側半周するお中道巡りは、河口湖駅スタートにて精進口3合目までバス移動、そこから奥庭を目指します。

どんどん大きく近くなってくる薄っすらと雪化粧した富士山に興奮。

奥庭での雄大な景色と広大な光景に度肝を抜かされました。

そして野中さんのガイドが詳細で的確!

まだ序盤も序盤ですがこの先の期待度が一気に上がるポイントでした。

尚、山小屋・奥庭荘の名物コケモモジュースは荷物になるため断念。

野鳥が水浴びをする場所で有名とのことで実際その場面に遭遇しました。感動。

 

富士スバルラインを横断して御庭方面に。

カラマツの黄色と真っ青な空、冠雪の山頂とのコントラストは最高の一言でした。

富士スバルライン五合目までの道中は、複数の沢、雪崩防止建造物、開花はしていなくても初めて見るシャクナゲ大群落…もう目新しいことだらけで夢中で写真を撮り続けていました。

宿泊の佐藤小屋さんは我々ツアーの貸切、佐藤小屋さんのお二人が優しく気さく!外に出ると街の夜景が綺麗!

清々しく空が明けてくる状況をぼーっと眺めた後の朝食うどん…噂通りの食事の旨さ!居心地の良さ…あっという間に時間が過ぎて本当に悲しかったです。

 

2日目

本日のルートは事前にヤマップで予習してもルート検索が出来なかったことから多少不安?でしたが…ツアー概要に「道が分かりにくい箇所がありますがガイドと一緒であれば安心です」と心強いコメントあったことを胸に2日目がスタート、本日も最高の快晴でした。

まず6合目まで登り、いよいよ吉田ルートを外れて須走口本6合目に向けてトラバース開始。

よくよく確認しなければ分からないルート、そして不安定な砂礫のトラバースは初体験!非常に歩きずらい!ポール1本は必須です。

このトラバース、右が山側・左が谷側が長く続くことで足の感覚や疲労感がいつもと違って戸惑いました。

また遠方からみると何てことのない沢ですが直に見ると非常に深く「えぐれて」いるので渡りきるにも一苦労でした。

しかし野中さんが居るので何の不安もありません。

このトラバースですが瀬戸館を経て、御殿場口登山道5合目付近まで続きましたが、道中は沢に流れた溶岩が磨かれている様子に感動、ときおり山頂を見上げ角度が変わる風景を楽しみ、下界の様子を楽しみ、時折聞こえる陸自の爆発音を楽しみ…幻の滝発生やNTT(笑)の話などなど、本当に充実していました。

最後は宝永山・大砂走りで御殿場口5合目へ。

初体験かつリサーチをせずに挑んだこともあり何もかもが驚きの連続…膝を曲げずに下山できる・スピードが速い・尋常ではない砂ぼこり・ザックカバーは雨除け以外の使い方がある等々、とてもとても貴重な下山体験でした。

帰路では想像した以上にとても充実した2日間の余韻に浸っていました。

富士山登頂だけが富士山ではない事が実感できて本当に良かったです。

興味ある・ないに関わらず山好きの方は是非とも参加することをお勧めします!

 

今回の反省点(参加者への水平展開)

「大砂走り」は歩行により、あんなにも砂塵が舞い上がりザックが真っ白になるとは全く予想していませんでした。

まさかザックカバーはザックの「ホコリ防止」だったとは。。

雨予報ではなかったことから持参していない事を悔やみました…

 

「大砂走り」は予想より遥かに砂・小石(砂利?)の堆積が深かった!!

普段の夏山登山では小石・砂が靴に入らないのでゲイターの必要性を全く感じていかったので持参せず…よって今回ノーゲイターの自分は「大砂走りでのゲイター装着は超超必須!!」と声を大にしたいです。

 

長野県からのマイカー参加なので富士山駅無料Pの「富士山駅パーク&ライド」に駐車して富士急行線で集合の河口湖駅へ移動、ツアー終了は御殿場駅なので河口湖駅行のバスに乗ったのですが、これが大勢の観光客&スーツケースでバスの隅々まで満ち満ち!それもよりによってバス後方に座ったことで富士山駅下車時は必死に掻き分けて降車…次利用するときは前方に座わろうと思った次第なので皆様ご注意を。