雲ノ平と黒部源流岳 2022年9月25-28日(日-水)にご参加

< H・Sさん(男性)>

昨年から久々に山歩きを再開し、LISの山の歩き方講習会や鎌倉三浦アドベンチャーに参加させて頂きました。

この夏は、是非LISツアーのどれかに参加しようと考えていたのですが、結局何かと忙しく、唯一スケジュールが合うのが9月の雲の平と黒部源流のツアーでした。

内容を見ると一番難易度も体力度も高そうだし、自分が参加基準を満たしていない。

6月の申し込み時に野中さんに相談したところ、準備の仕方を丁寧に教えて頂きました。

本番までにランニングをしたり、自主登山では丹沢の大倉尾根を4回登り、いずれもコースタイムより早く歩けたので、少し自信を持って本番に臨みました。

しかし痛感したのは、アルプス登山は行動時間が長いので持久力が足りないこと、体力消耗時、特に下山時の歩行技術が足りないことでした。

今回のチームの中では、私が一番弱く、途中から常に野中さんの後ろを歩かせて頂き、私は有り難かったのですが、他の方には申し訳無かったと思っています。

初日ヘッドランプを付けて小池新道を登りましたが、まずは槍ヶ岳の偉容に感動しました。

鏡平で槍穂高を見て十分満足していた私には、その後の三俣山荘までの道のりは大変長く感じられました。

三俣山荘からみると高くそびえ立つ鷲羽岳に、翌朝ヘッドランプを付けて直登したのはとてもダイナミックでした。

静かな雲の平に着いて安心した私には、高天原温泉への下りは意外に険しく大変に感じられました。

途中、高天原峠と温泉入浴中にNHK取材クルーのインタビューを受けるなどハプニングもありました。

天気に恵まれたツアーで、最終日だけ雨でしたが、三俣山荘から新穂高温泉まで雨と霧の中を黙々と下り続けたのも良い思い出になりました。

私にとっては45年ぶりの本格的登山で体力も技術も不十分でしたが、野中さんと同行のみなさんのお陰でこの大変なコースを無事完走できたのは感激でした。

全行程、何の不安もなく、歩くことだけに集中できました。

ガイドツアーならではと思います。本当に有り難うございました。

鍛え直してまた違うツアーに参加させて頂きたいと思います。