富士山から帰ってきてすでに一週間が過ぎたというのに、まだ記事を書いてませんでした。
それというのも、帰ってきてから風邪をひいてしまいブログをUPする余裕がなかったのです。
さてさて、今回の山岳実習もとても素晴らしい場になって、スタッフという立場ではありましたが、僕自身大いに楽しませて貰った五日間でした。
今回は台風9号が直撃する中、ベースとなった山中湖のYMCAのキャビンで一夜を過ごし、翌日は台風が通り過ぎた直後の山中湖畔を散策、出発準備。
予定より一日遅れで富士山に入り、一泊二日を山の中で過ごしたのでした。
「登頂を目的としない」
野外学校FOSの中ではこのテーマでコースが行われることが多く、今回もそのことを確認して山に入りました。
そうは言っても、参加者の中には、富士山の山頂を強く意識してきた学生も多かったはず。
それでも、山頂を目指さずにあえて、標高の低い御殿場登山口から入山。
富士山の五合目付近、ちょうど木山と焼山(※)の中間点、富士山らしい雄大な景色と樹木や草花が見せる自然の美しさが味わえるコースに入りました。
※富士山を三つに区分して、上から焼山、木山、草山と呼ぶそうです。
焼山が森林限界を超えて、土砂がむき出しになって一部の草しか生えない地域。
木山が富士山の中腹をなす、樹林の世界。
草山は人里に近い、一合目より下の世界。
今回特に、宝永第三火口のど真ん中で寝た経験がとても新鮮でした。
シュラフカバーの中にマットとシュラフをいれて、あの広い空間の中で寝るのは最高の贅沢。
見上げれば満天の星空、そして、山小屋の灯りと共に、富士山頂が夜空に浮んでいます。
富士山から吹きおろしてくる風が冷たかったですが、夜中目覚めても満天の星空。
おかげで、三時半の起床時ものんびり夜空を眺めていたら、二度寝しちゃいましたからね(^^;
とにかく、大満足でした。
今回辿ったコースは富士山の中でも僕が大好きな双子山と、御殿庭(宝永第三火口)をつなぐ形でした。
このあたりは、風を感じることが出来るポイントが多く、大空と雲と共に美しい富士山頂を眺めることが出来ます。
ただ単に、山に登るという体験だけではもったいない場所。
時に、自分が、風になったり、空の青と一緒になるような感覚を味わう。
とても濃い、二日を過ごすことが出来ました。
五月の双子山も最高でしたが、今回の双子山もまた格別でした。
実は富士山に入った9/8がちょうど、愛犬が亡くなって半年のタイミングでした。
富士山に行く前までは意識していたけど、山から下りてくるまですっかり忘れてました。
会津に行って、この夏を超えてようやく自分自身の気持ちが整理出来てきたと思っています。
これからも迷わずに、自分自身の目標に向かっていきたいと思います。
そう、秋に、再びこのあたりを散策するつもりです。
草紅葉とカラマツが美しい世界を作って待っていると思うので。
