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西丹沢で地図読み講習(Smart Trekking Basic第3回)を開催しました。

6/12(土)Smart Trekking Basic第3回の講座を開催しました。

今回のテーマは「地図の読み方」
西丹沢の大野山を歩きながら、
(1)地形図と登山地図の違い
(2)コンパス各部の名称と使い方の注意
(3)現在地確認と整地
(4)等高線を読み取る
(5)真北と磁北

この5つのポイントを中心に実施しました。

朝8:30、JR御殿場線の谷峨駅に集合。
今回の参加は8名、皆さん女性でした。
スタッフは、私と大学の後輩「まじゅ」の2名。

スマトレ担当のケイコは体調不良のため、代わりにまじゅに来てもらいました。
まじゅは高校・大学と山岳部出身で、大学卒業後に山小屋で働いたり、OBSで雪山研修を受けたことのある山男です。

体力だけでなく、気さくで、気配りの出来る、頼れる男なので、今回の「地図読み」についてもしっかり参加者の皆さんをサポートしてくれました。
集合してまずは、登山地図と地形図を拡大コピーした物と、講習内容のメモを配布。
初めての方もいらっしゃったので、自己紹介をしてから早速講習がスタートしました。

最初に配布した登山地図(昭文社の山と高原地図)と地形図(国土地理院)の違いのお話し。
それから、地図を整地して、現在地の谷峨駅と、目的地の大野山の位置関係を確認してから出発しました。

酒匂川を吊り橋で渡って、しばらくは舗装された車道を「嵐」という集落まで登っていきます。
「嵐」で登山道に入る前に木陰で休憩しながら、再び登山地図と地形図を見比べて記載された内容が違うことを確認しました。

さらに、コンパスの各部の名前と使い方を確認して、等高線などを参考に今後のルートの様子を頭の中でイメージしてから先に進みました。
途中、トイレのある場所で休憩をして、そこから先は少しずつ傾斜のある登り道。
途中で登りの歩き方をレクチャーしながら、さらに登っていきました。

大野山は山頂付近に牧場がある珍しい山で、山頂付近は牧草地になっています。
山頂が近づいてくると草原になってきて、見晴らしが良くなり、スタートした谷峨の駅はもちろん、遠く足柄平野や箱根の山々までが見えていました。

山頂の一角にたどり着くと、牛舎の中で休息中の牛さん達が出迎えてくれました。
湿度が高いため、遠くの空は霞んでいて富士山は全く見えませんでしたが、地図で富士山の方向を確認して、「心の目」で富士山を眺めてもらいました(^_^)

大野山山頂で記念撮影。
向こうに、丹沢湖が見えていました。

次回7月の講習では、この丹沢湖のさらに上流の沢沿いを歩いて滝を見に行くリバートレッキングをします。
湧き水を汲んでお茶を淹れたり、水遊びをしたり、夏山の楽しみ方と同時に、安全対策もお伝えしたいと思っています。

12時を回っていましたが、山頂の桜の木の下でマットを敷いて、お昼タイム。
それぞれ持参したお弁当を食べながら、それぞれが持って来たお菓子がぐるぐると回り、楽しい一時です。

持参したガスバーナーでお湯を湧かして、紅茶とコーヒーを淹れました。
保冷バックに入れて持参した牛乳も使って、お好みでミルクティーや、カフェオレにして飲みました。
食後は、山頂から見れる丹沢の山々を見ながら、「山座同定」 広域の地図を整地することで、周囲に見えている山を地図をもとに特定することができます。

今回は、梅雨入り前の貴重な晴天に恵まれ、丹沢湖とその周辺の山々が良く見えました。
時間さえあれば、山頂でもっとゆっくりしたいところでしたが、下山が遅れてしまうので14時過ぎに山頂を出発しました。
下山時は一番道に迷いやすいため、今回で一番間違いやすい神明社と共和小学校へ下りるルートの分岐点で、ルート判断のポイントを確認しました。

この日は神明社へ向かうルートは立ち入り禁止と看板が経ち、封鎖されていましたが、この封鎖がないと、ついまっすぐに神明社へと下りてしまう可能性があります。
大野山周辺は登山者が多いため、比較的道標も見やすくなっていますが、このポイントの道標は背の高い草に覆われかけていて、見逃しがちです。
下山時に道迷いを防ぐ方法としては、コンパスを使って、下山する方向をしっかり確認する方法があります。

そこで、この分岐点から共和小学校への方角をコンパスにセットしてから、下山しました。
下山ルートは、はじめが急になっていて階段が続いていました。
その後もしばらく下り斜面が続くため、膝がふらつく方も出始めたようなので、下りの歩き方をレクチャー。
簡単に言えば、太ももの筋肉だけに負担をかけずに、下半身の筋肉を上手に使うことで、膝に負担をかけずに歩くことが出来ます。
言葉ではうまく説明が出来ないので、詳しく知りたい方は是非、トレッキング講座かLISのガイドツアーにご参加下さい。

梅雨入りぎりぎりの時期だったので、天気を心配していましたが、晴天に恵まれました。
前回の雨に濡れた新緑も綺麗でしたが、木漏れ日がそよ風に揺れる新緑の森もとても気持ちが良かったです。
陽の光を浴びて透き通った若葉の色がなんとも綺麗で、時折、頭上を見上げながら歩いていきました。

共和小学校付近から舗装路に出ると、山間の集落を抜けて国道246まで出て、さらに御殿場線沿いの桜の並木道を歩いていきました。
駅の近くまで来たところで、このまま帰宅する方と、温泉に立ち寄る方といたので、解散しました。

私とまじゅも温泉に行ったのですが、温泉が近づくに連れ、皆さんの足取りが軽くなった気がしたのは、気のせいでしょうか(^_^)
さて、5/1(土)の第1回の室内講習、第2回の「歩き方」講習の時にも、少しだけ地図のお話をしましたが、今回が実質的には初めての「地図の読み方」の講習でした。

フィールドでの講習を優先したのは、頭で難しく理解することよりも、実際にフィールドで地図とコンパスを使って楽しく歩いた方が、身につき易いからです。
土曜日とあって、大野山に登っている人はたくさんいましたが、地図とコンパスを持って、こんなに真剣に大野山に登っている集団は他にいませんでした(^^;;

大野山自体は地図が読めなくても、普通に歩けるルートではありますが、「地図読み」の技術は、1.2回の講習を受けていきなり身につくものではありません。
今後の月一回の講習など山を歩く機会、地図とコンパスを使って、どんどん「読図力」を高めてもらえればと思っています。

コンパスを初めて使うという方にも分かりやすくするため、なるべく噛み砕いた形で講習を実施しましたが、いかがだったでしょうか?
地図に苦手意識を持ってしまったり、嫌いになってしまってはもったいないので、皆さん楽しんでらっしゃった様子を見て、主催者としては何より嬉しかったです。

今後も、地図とコンパスに楽しみ、親しんでいく機会を大切にしていきたいと思っています。
秋に実施する「地図の読み方・応用編」では、登山道の無い場所を地図を頼りに歩いてみたいと思っています。

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