
一緒に登山を楽しみ、仲間とおやつタイム。
登山の楽しみの一つですね。
私も、ブログのタイトルに「和菓子」と入れているくらいですから、甘いものが大好きです。
登山中の「行動食」というと・・・
おにぎりやパンといった主食系のもの
せんべい、柿ピー、ナッツなどの塩分系のもの
チョコレートや飴、クッキー、ドライフルーツなど糖分系のもの
と、ざっくりと3分類してみましたが、皆さんはどういった行動食を持ってきていますか?
「持ってきた行動食を見れば、その人が分かる」というくらい、個性が表れますよね(^.^)
さて、登山は長時間運動をするので、消費カロリーが大きく、その分しっかりエネルギーを補給する必要があります。
そのため、「行動食=カロリーが高いもの」というイメージがなんとなく登山者の中で定着しているような気がしますが、皆さんはどうでしょうか?
今回は、その行動食についてのお話をしたいと思います。
実は最近あまり和菓子を・・・
糖分系の行動食、甘いお菓子について。
ケーキの様な生のものは行動食にならないですが、ワッフルやドーナツ、クッキー、チョコなど洋菓子系、色々ありますね。
個人的には洋菓子も和菓子も好きですが、登山中は大福や羊羹、饅頭、かりんとう、甘納豆などの和菓子を食べる機会が多かったです。
あ、こうして書いているだけでも食べたくなってきました(^_^;)
「多かった」と書いたのは最近あまり食べなくなってきているのです。
それには理由がありました。
登山ガイドは体調が命
登山ガイドは体調管理も仕事のうちです。
膝が痛いから、風邪を引いたからとか、そんな理由でツアーを中止には出来ません。
なので、身体的なトラブルが起こらないようにと、ガイドになってからはストレッチをするのが習慣化しました。
さらに、体調を整えていく上で注目し始めたのが、「食べ物」でした。
夏の忙しい時期は1ヶ月のうち20日以上山にいるため、どうしても栄養バランスに偏りがあることは自覚していました。
なので、下山したらサラダや果物を多く摂るようにしたり、なんとなく気を使ってはいましたが、あまり効果的ではなかったようです。
毎年、秋から冬にかけて体調を崩しやすい状態が続きました。
どうやら栄養バランスの問題だけではないみたい・・・
次に、もともと胃腸が弱い体質で、体調が悪い時は大半が便秘気味になることに注目しました。
そこで、登山中に食べすぎて胃腸に負担をかけないように心がけてみたのです。
もともと、「燃費」が悪く、休憩の度に何かを食べるのが習慣化している状態だったので、量よりも質、出来る限り「腹持ち」が良いものを、しっかり噛んで食べるようになりました。
主食系はなるべく、パンではなくおにぎりにする。
パンもあんパンやクリームパンなど菓子パンではなく、焼きそばパンなどのお惣菜系のパンを選ぶ。
そうしているうちに、山で食べる食料が少し減りました。
登山では大きなエネルギーを消費するので一杯食べることがいいことだと思っていましたが、どうやらやはり「食べ過ぎ」ていたようです。
そして、私の「燃費」が良くなった理由がもう一つあります。
これがもしかしたら、行動食選びで一番重要なことなのではないかと思っています。
砂糖が入ったお菓子を減らす
そうです。
さんざん好きだった和菓子を控えるようにしたのです。
それでも疲れた時は甘い物が食べたいですから、りんごやミカンなどの果物や、干し芋、甘栗など、砂糖が添加されていないものを選ぶようにしました。
2年くらいかけて徐々に移行してきたのですが、私自身の体も徐々に変化してきたようです。
登山中に体が甘いものを要求しなくなってきました。
さて、私の体に何が起こったのか、皆さんはおわかりですか?
「反応性低血糖症」
「反応性低血糖症」という症状があります。(詳しくは検索してみて下さい)
このような持病を抱えていない人であっても、登山時に甘いものばかり食べることによって、血糖値が急激に上昇し、それに伴ってインスリンが大量に分泌され、その後急激に血糖値が下降する。
そんな状況(反応性低血糖症に似た症状)が起こっているのではないかと私は考えています。
私は医師ではないので、あくまでも私自身の体験を通して導き出した推論ですが。
休憩の度に甘いものを食べたり、行動中ずっと飴をなめ続けたり、日常生活では考えられないほどに、登山では多くの糖分を摂取しています。
なので、登山関連の書籍の中で、行動食について「カロリーが高い物がいい」という記述があったりすると、間違ってはいるとは一概には言えないものの、正確性に欠けていると感じます。
単純にカロリーが高い物を摂取すれば、その分エネルギーになるというものではないんですよね。
特に砂糖が多ければ多いほど、自分自身の体には負担が掛かっているのです。
砂糖を制限し、食べる順番を配慮する
登山日数が多い私にとっては、改善してみる価値は高かったと思っています。
甘い物を食べてはいけないのではありません。
また、糖質制限(炭水化物制限)ではありません。
砂糖が含まれた行動食の量を減らすだけです。
また、食べる場合は、甘いものを最初に食べずに、最後に回す。
シャリバテしやすかったり、お腹が減ると集中力やバランス力が落ちて、歩行スピードが落ちてしまうようなタイプの方は、こうして行動食を見直すことで、持久力を取り戻すことができるかもしれません。
重要なことは、本来は燃費のいい体なのにも関わらず、自分自身の習慣によって燃費を悪くし、持久力も落としているということに気付くことです。
さらに言うと、この燃費の悪さが、登山に適したコンディション作り(ダイエット)や、長時間歩行をする上でのハードルとなり、少しずつ登山の世界をステップアップしていく妨げになっているかもしれません。
登山は自分自身の身体能力をフル活用して挑む活動ですから、「何をどう食べるか」についてはこれからもこのブログの重要なトピックとして取り上げていきたいと思っています。
