今回のトレッキング講座は、相模湖の近く旧藤野町(現相模原市)の金剛山、高倉山。
もともと別のコースを歩く予定でしたが、当日は雨となった為、前日に雨天時用に計画していたコースに変更をして実施しました。
まずは、中央本線の藤野駅に集合。 レインウェアを着てから出発しました。
コースはしばらく、里山に広がる集落を抜ける車道沿いを歩きました。
道端に生えるカラスノエンドウの実(豆の入ったサヤの部分)を見て、「確か笛になったはず」。
参加者のSさんの一声から、皆が童心に帰って試してみました。
今回は音が出ませんでしたがまたチャレンジしたいですね。
車道をショートカットするように通っている山道を抜けると、相模湖方面の視界が開けた高台へ。
全員のレインウェアの色がちょっとずつ違って、カラフルなのがいいですね。
山道に入ると集落が近いために、地図に載っていない道が現われました。
登山者が少ない道は整備がされていなくて、道標が間違っていいることがあります。
また、地図にない地名や地図にない道が現れることもあります。
早速、地図読みのいいテーマが見つかったのでポイントを解説して先に進みました。
登山道入口の葛原の集落までは藤野の「芸術の道」。
道端の要所要所にオブジェなどの芸術作品があって、難解で首を傾げたり、面白いと感心したり、楽しみつつ歩きました。
特に目立ったのが、山の目。
モリゾーみたいで、今にも山が動き出しそうですね。
一時間半ほど歩いて葛原の集落に到着、トイレに立ち寄り、神社の脇にあった屋根付きのベンチで休憩。
ここも高台のある場所なので、霧がかかった遠くの景色を眺めながら、休憩しました。
見えている景色を同定するために地図の「整地」の仕方を確認しました。
さらに少し歩いて、山道へ。
やはり雨の時は、森に入るのが一番。
森に入ると頭上の樹々が雨を受け止めてくれ、多少の雨は気にならなくなります。
少しだけヤマツツジの花が咲き残っていてくれました。
特に新緑の時期なので、山道も雨に濡れて色鮮やかな若葉につつまれています。
そんな楽しみを期待して、人口林ではなく自然林がある場所を探しました。
モミジの実(翼果)も雨に濡れて鮮やか。
今回のコースは、森林浴の森100選に選ばれたクヌギやコナラの広葉樹林が広がる場所。
里山から一段上がった山に広がる雑木林のため、雨が激しくなった場合もコースを短縮して下山することも可能な場所のため、雨天時に歩くのに最適な場所と考えて選びました。
予想以上に傾斜があった上り坂でしたが、標高は低いため、あっと言う間に金剛山の山頂に到着。
難しい知識を覚えようとすることよりも、まずは地図を見るのに慣れることが大切です。
ポイントごとに地図を出して、現在地の確認をしました。
さらにお昼休憩のために、落ち着いてのんびり休める場所を求めて天神峠まで下りることに。
しばらく下りが続いた為、雨で濡れて滑りやすい道を慎重に下りました。
峠から少し上がるとすぐに高倉山の山頂。
山頂のベンチでお昼にすることに。 荷物を下ろして、早速、持参したアライテント製の特大タープを頭上に張りました。
雨を避けられる空間が出来るだけでとてもホッとするものですね。
持参したお弁当を食べ、お茶をわかして、おやつ用に持参したカステラを皆でつまみました。
そして、雨の中で山を歩くのは初めて、という方もいたので、タープの下で簡単な天候予測の講習。
トレッキングに必要な天候判断を、プリントして持参した天気予報のWEBサイトの情報を見せながら、解説しました。
結局一時間ほどのんびりとした休憩となり、荷物をまとめて出発。
このあとは、秋山川沿いへとどんどん下っていく山道。
最期の下りは、急傾斜で一気に下るように階段状になって道でした。
このあたりが、広葉樹の森が一番きれいに感じました。
少し雨脚が強まり、空が暗くなってきていたのですが、少し立ち止まって周りの森を眺めました。
おそらく紅葉の時期も綺麗なんじゃないかと思います。
駅までの帰路は初対面の皆さんもすっかり打ち解けたようで、会話が弾んでいた様子。
駅での解散後は皆さん一緒に、藤野の「東尾垂の湯」に入浴して、体を温めて帰宅されたようです。
日本は海に囲まれた島国のため、雨や雪が多く降ります。
国別で行くと、世界で四番目に雨が多い国なんだそうです。
雨が多いからこそ、緑が豊かなんですよね。
日本の自然に親しむためにも、雨の中でも積極的に楽しみたいと思っています。
休憩時は少し肌寒かったかもしれませんが、そんな雨のトレッキングの楽しみが皆さんに伝わったとしたら、とれも嬉しいです。
次回は「地図の読み方」講習です!
